■広島は日本三大酒処

広島は「京都の伏見」「神戸の灘」と肩を並べる酒処として全国的にも有名です。ことに東広島市西条は駅の周辺に9軒の酒蔵があり、その独特な風情や情緒で人気の観光スポットにもなっています。
 
広島の日本酒の特徴はそのまろやかで芳醇な口当たり。これは広島特有の中国山地から湧き出る「軟水」を使用しているためです。硬水を使用している「神戸の灘」は切れがよく、すっきりとした辛口の日本酒が多いため「男酒」と呼ばれているのに対し、「軟水」を使用しているやわらかい広島の日本酒は「女酒」と呼ばれ、日本酒初心者から上級者まで幅広いファンを魅了しています。
 
古来日本酒に「軟水」は適さないと言われていました。酒造りには麹菌の発酵に必要なカルシウムを多く含む「硬水」が理想的と言われていて、「軟水」はカルシウムやミネラル分が少なく発酵しにくいというのが理由です。しかしその弱点を逆手にとって「軟水醸造法」を確立させたのが「醸造酒の父」三浦仙三郎でした。数々の困難を乗り越えて作られた広島の酒は明治40年に開かれた第一回「全国清酒品評会」で高い評価を受け、その名を全国にとどろかせたという歴史があります。広島を現在の酒処に育てたその歴史を知れば知るほど「広島の酒」の奥深さに感嘆させられます。


■オバマ大統領も呑んだ広島の日本酒

昨今、世界でも日本酒を好まれる人々が増えてきています。「フランス料理と日本酒」「イタリア料理と日本酒」、さまざまな料理に合うということで日本酒と各国料理もマリアージュは広がっています。記憶に新しい方もいらっしゃると思いますが、アメリカ大統領として初めて広島を訪れたオバマ前大統領が「すきやばし次郎」で口にしたのが1623年創業、西条にある日本屈指の酒蔵「賀茂鶴」でした。また「賀茂泉の赤箱」は宮内庁にも納品されており、皇室のお正月に彩りを加えています。


■広島の有名酒蔵

「西条エリア」
毎年10月に酒祭りが開かれ、20万人ほどが訪れるという観光スポット西条エリアはに
・明治創業「賀茂鶴酒造」
・レトロな景観が旅情を誘う「賀茂茂」
などがあります。
 
「竹原エリア」
こちらも全国的に有名な日本酒を作っている歴史ある酒蔵が残っています。
・フリーティーな味わいの日本酒「中尾酒造」
 
「三次・庄原エリア」
この地域は広島県でも山間部にあり、酒造りに適した酒造好  適米に恵まれています。
・東京で定番で扱っているのはTAUだけ「山岡酒造 瑞冠」

「呉エリア」
戦艦大和を検察した軍港の街。瀬戸内海沿岸地域特有のフルーティな甘口な酒が造られています。
・千福で有名「三宅本店」

 

■広島の日本酒をタイプ別にわけると・・・

日本酒は香りと味わいで4つのタイプに分類することができ、美味しく呑む適温や相性のよいお料理も変わってきます

淡麗辛口テイストで誰にでも好かれる万能選手
香が高くフルーティなフレーバーは海外でも人気になっています。さわやかな飲み口が特徴です。
適した温度は10℃前後。適度に冷やすことで爽快さが際立ちます。
相性がよいのは「白身の刺身」「野菜の酢味噌和え」イタリア料理でワインのように合わせるのにも適しています。
・亀齢 純米大吟醸 亀香
・千福 大吟醸 王者
・幻 純米大吟醸(赤箱)
など

黄金色に輝く日本酒。本当の酒通が認める貴重品
その名の通り黄金色に輝く熟成された日本酒。複雑なその香と深い酸味、トロリとした甘み。通が好む日本酒です。
適した温度は20℃前後または35℃くらいのぬる燗で。
相性がよいのは「「ウナギのかば焼き」「スパイシーカレー」、ブルーチーズやドライフルーツなどとの相性もよいです。
・華鳩 貴醸酒 8年貯金蔵
・白牡丹 大吟醸漬込梅酒

など

淡麗辛口テイストで誰にでも好かれる万能選手
キレと清涼感があるなめらかな味わいが特徴です。淡麗辛口テイストで万人に好かれるのがこの爽酒です。適した温度は5℃前後。
しっかりと冷やすことでその特徴が生きてきます。
料理との相性としては万能選手ですが、特に淡い味付けのもの「冷奴」「カルパッチョ」
「川魚の塩焼き(鮎など)などをオススメします。
・酔心 ブナのしずく 純米酒
・山岡酒造 いい風 純米大吟醸
・富久長 白麹純米酒 海風土
など

まさに原点。伝統的かつ王道をいく日本酒
日本酒の王道。米そのものを感じるふくよかで
柔らかい口当たりと後味に残る充実した旨味が特徴です。適した温度は20℃前後か50度前後。旨味のふくらみが映えるのは燗ではないでしょうか。
常温でも美味しく召し上がれます。

相性がよいのは濃いめの味付けのお料理。「煮魚」「筑前煮」またバターや生クリームを使用した洋食系(ムニエルなど)も高相性です。
・富久長 純米酒 八反草75
・瑞冠 純米吟醸 生モト仕込み
・西條鶴 純米大吟醸原油 「神髄」
など


■スタッフおすすめ広島の日本酒

【賀茂鶴 大吟醸 双鶴720ml】

果実のような華やかな香り、ふくよかな味わいが特長の大吟醸酒。
山田錦を100%使用し、時間かけ精米歩合32%まで磨き、
賀茂鶴伝統の技を駆使し、寒中に慈しみ手造りで醸した大吟醸酒です。
 

【醉心 ブナのしずく 純米酒】

上品な酸味をふくよかな旨味が包み込んだ口当たりの柔らかい味わいのお酒です。

【西條鶴 純米吟醸 大地の冠720ml】

キレ味すっきりした辛口のお酒で食べ物を引き立て、ぐいぐいいけるお酒です。
 

【亀齢 大吟醸 「創」720ml】

西条では「辛口」で知られる亀齢酒造。独自の辛口酒を模索しつづけ、透明で
澄んだキレの良い大吟醸にたどり着きました。
 

■日本酒以外のお酒も美味です

【ワイン】


3つの皮が合流する県北東部の街三次市で作られる「TOMOEワイン」。
清流が育む良質なブドウを使った三次のTOMOEワインは
国内外でも多くの賞を獲得しています。

【ウィスキー】


スパイシーで独特なクセのある香りがファンの人気を呼ぶ中国酒造の
「戸河内ウイスキー」や瀬戸内名産の柑橘系やボタニカル素材にこだわり
本場イギリスの伝統的手法で蒸留された「SAKURAO GIN」などがあります。

【保命酒】


瀬戸内海沿岸の町、鞆の浦の名産である「保命酒」は「瀬戸内海の養命酒」
とも言われており、滋養強壮に役立ちます。冬は体が温まり、
夏は夏バテ防止に一役かってくれる甘めのお酒です。食後のデザート酒としてもOK。

【柑橘系のリキュール】


生産量日本一を誇る「瀬戸内広島レモン」や広島産の「温州ミカン」を
使用したリキュールもあります。冷やしてそのまま飲んでも、炭酸で割って
爽やかに飲んでもOK。女性に人気のお酒です。

  

■広島の様々な銘酒がそろったまさに酒蔵「翠」

ひろしまブランドショップTAUの2Fには酒処広島の厳選した日本酒ほか、ワイン、焼酎、地ビールなど350種類のお酒が揃っています。TAUオンラインショップでは「翠」で販売しているお酒をご自宅で注文をしお楽しみいただけます。大切な方への贈り物としても最適です。